概要

日時

平成29年2月5日(日)午前10時~午後1時

場所

沖縄県口腔保健医療センター 二階 大研修室

対象者

歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・その他歯科医療従事者

参加費

無料

演題

『小児の歯の外傷について』

講師

福岡歯科大学医科歯科総合病院小児歯科 病院准教授 馬場篤子

申込締切

平成29年1月31日(火) ※厳守

講演内容

小児の歯の外傷について

福岡歯科大学医科歯科総合病院小児歯科 病院准教授
歯学博士 馬場篤子

 

日本スポーツ振興センターによると、過去5年間の傷害見舞金の給付件数の中で歯と口の怪我が全体の2割を占めており年々増加傾向にあると報告している。特に小児期は、精神的にも未熟で、様々な場面で感情的に無分別な行動に走ったりすることもあり、想定外で突発的な事故が発生する可能性がある事から、歯科医院では普段からの外傷に対する十分な知識を持ち、術者やスタッフが冷静な対応ができるよう、診療室の態勢を整えておくことが重要と思われる。
また、歯の外傷は、迅速かつ適切な初期対応ができれば、好ましい治療結果が得られることが多いことから、一般の人々にも応急処置や専門家による緊急処置の必要性を認識してもらうことが望ましい。また、受傷した患者さんには当初から長期的定期管理を受け続ける意義をよく説明し理解を得ることも重要である。
研修会では、乳歯および幼若永久歯の外傷について、日本外傷歯学会が平成24年10月に改訂した「歯の外傷治療ガイドライン」にそって、それぞれの治療方針について症例を交えながらお話ししたいと存じます。