一般外来診療

患者さんの障がいを理解し、保護者や介護者の方たちと十分な相互理解のもとに診療を行います。
診療室、スタッフ、器具や治療に慣れてもらいながら治療をすすめていきます。

一般外来診療
一般外来診療
一般外来診療

口腔衛生指導・予防処置

口腔衛生指導・予防処置

歯みがきの順番カードを利用しての歯みがき指導や、ご自身では磨ききれない部分のクリーニング、口腔のケアを行います。

食事の時の姿勢や食べ方、食べ物や飲み物の形態についての指導や助言を行います。

トレーニング

全身麻酔などを用いた集中歯科治療を終えた後、継続したフォローを受け入れられるように、トレーニングを行います。また、緊急に治療しなくてもいい場合にも発達年齢などを考慮して選択されます。

目指すスタートとゴールは、それぞれの患者さんで違いますので、患者さんごとにプランを立案します。

全身麻酔・静脈麻酔

全身麻酔・静脈麻酔

障がいの特性などで、通常の治療を受けること自体が困難な場合や早期に治療が必要急性症状がある場合、また、治療する本数が多いときや長時間の治療時間を要したり、手術の侵襲が大きい時などに選択します。

 

■当センターでは、日帰りでの全身麻酔のため入院下での治療が必要と判断した場合は、入院対応可能な施設へ紹介することもあります。

 

麻酔を用いた治療は、通常の治療にくらべてリスクを伴いますそのため、全身麻酔を受ける前に諸検査(採血、心電図、胸のレントゲン撮影など)が必要となります。検査結果にもよりますが、全身麻酔の予定日までに数回の通院が必要になります。

 

■治療内容や治療しなければならない歯の数によっては、数回の全身麻酔下歯科治療が必要な場合もあります。

 

■全身麻酔下での集中治療が終わっても、それで終わりではありません。よって、何度も全身麻酔を受けなくても良いように、術後は、日常的なお口の衛生管理をしっかり行っていく必要があります。

 

 

摂食嚥下指導

摂食嚥下指導

発達期の摂食嚥下機能障がいがある方は、食べる機能を獲得するまでに様々な要因(口腔機能要因、障がい特性、環境要因など)で、飲み込む機能が発達段階で停まっていたり、誤った食べ方のまま、現在に至っていたりする事があります。

正常な食べる機能、摂食機能の発達をどのようにして促していくかを、実際に食事の様子を通して探していきますまた、日常的に行っている介助の方法、使用している食具についても見ていきます。

中途障がい(脳梗塞や認知症、後天的な疾患)による摂食嚥下障がいがある方は、発達期の状態とは異なります。一度は、獲得していた嚥下機能が病気によって、今まで通り機能できなくなった状況です。日常の食事の様子をみせてもらったり、簡易的なスクリーニングテストを行って対応します。詳細な検査が必要と判断した患者さんに対して、内視鏡検査(VE)を行う場合もあります。

在宅で生活されている患者さんは、ケアマネージャーなど在宅支援に関わっている方々とも相談を行いながら、リハビリに取り組んでもらうこともあります。